旧暦カレンダー(和暦対照)

七夕・お盆・十五夜など伝統的な節日の旧暦日付を新暦と対照表示。任意の年月を選んで旧暦と新暦(グレゴリオ暦)を同時確認できます。

旧暦(太陰太陽暦)とは

日本の旧暦(太陰太陽暦)は、月の満ち欠けを基準に月を数え、同時に太陽の運行(二十四節気)も考慮した暦です。一朔望月(新月から次の新月まで)は約29.5日で、12ヶ月では太陽年(約365.25日)より約11日短くなります。このズレを解消するため、約2〜3年に1度「閏月」を挿入し、13ヶ月の年を設けることで太陽年との整合を保ちます。新月の瞬間はUTC+9(日本標準時)の天文計算にもとづいて決定されます。

明治改暦の歴史

明治5年(1872年)12月2日、明治政府は西洋諸国との交流・貿易の円滑化を目的として、翌日を明治6年(1873年)1月1日と定め、グレゴリオ暦(太陽暦)への移行を断行しました。1200年以上にわたって使われてきた太陰太陽暦はここで公式暦としての役割を終えます。しかし、それまで旧暦に根ざして営まれてきた農業・漁業・祭礼のサイクルはすぐには変わらず、庶民の生活には長く旧暦が息づいていました。現代でも沖縄・奄美地方では旧正月(旧暦1月1日)や清明祭(シーミー)が盛んに行われており、旧暦は決して過去のものではありません。

二十四節気と旧暦の関係

旧暦と切り離せないのが二十四節気です。太陽の黄道上の位置を24等分したもので、立春・春分・夏至・冬至など自然のリズムを示します。閏月を決める際には、二十四節気の「中気」(各節気のうち偶数番目)を含まない月を閏月とするルールが用いられます。節気は農業の目安として重宝され、旧暦月名とともに四季の移ろいを精緻に表現しています。

主な伝統行事と旧暦日付

  • 旧正月(旧暦1月1日) — 毎年1月下旬〜2月下旬。中国系コミュニティや沖縄の一部地域では今も盛大に祝われます。
  • 七夕(旧暦7月7日) — 新暦では8月中旬頃にあたります。仙台七夕まつりは旧暦に近い8月7日開催で有名です。
  • お盆・迎え盆・送り盆(旧暦7月13〜16日) — 旧暦7月13日が迎え盆、16日が送り盆。現代は8月13〜16日(月遅れ盆)に行う地域が多数派ですが、東京など都市部は新暦7月(7月盆)を守ります。
  • 十五夜・中秋の名月(旧暦8月15日) — 旧暦8月15日の満月を愛でる行事。新暦では9月中旬〜10月初旬に当たり、毎年日付が変わります。月見団子・すすきを供えて月を楽しむ日本の秋の風物詩です。
  • 重陽の節句(旧暦9月9日) — 菊の節句とも呼ばれ、長寿を祈る行事。現在はあまり広く祝われませんが、一部地域や神社では伝統行事として継承されています。

このカレンダーの使い方

  1. 画面上部の ◀ ▶ ボタンで前後の月に切り替えます。年・月のセレクトボックスから任意の月へ直接ジャンプすることもできます。
  2. 各日付の右下には旧暦の日付(例:六月初一)が小さく表示されます。閏月の初日には【閏】マークが付きます。
  3. 七夕・お盆・十五夜などの旧暦の節日は藍色(インディゴ)でハイライトされます。
  4. 成人の日・春分の日など国民の祝日赤色で表示されます。
  5. 「今日」ボタンを押すと、現在の月へ即座に戻ることができます。

よくある質問

  • 2026年の十五夜(中秋の名月)は旧暦8月15日にあたる新暦10月3日(土曜日)です。このカレンダーで10月を表示して「十五夜」のラベルがついた日をご確認ください。

  • 異なります。本来の七夕は旧暦7月7日で、毎年新暦8月中旬頃にあたります。日本では明治改暦(1873年)以降、新暦7月7日に移して祝う地域が増えましたが、仙台七夕まつりは8月上旬に開催し、旧暦に近いかたちを守っています。

  • 仙台七夕まつりは旧暦7月7日に近い「月遅れ」の8月6〜8日に開催しています。明治改暦後、多くの祭りが新暦に移行した中で、仙台は旧暦に近い時期の文化的な風情を重視し、8月開催を続けています。旧暦7/7は農作業の盛んな夏本番にあたり、豊作を祈る意味もあります。

  • 本来のお盆(盂蘭盆)は旧暦7月13〜16日です。明治改暦後、東京などの都市部は新暦7月(7月盆)に移行しましたが、農村部など多くの地域は旧暦の時期に近い8月13〜16日(月遅れ盆)に行うようになりました。地方によって7月盆か8月盆かが分かれるのはこのためです。

  • 明治改暦後に東京(旧江戸)が新暦7月盆に移行した一方、関西・東北・九州など多くの地方は旧暦に近い8月盆を維持したためです。東京23区内でも寺院によって7月盆の行事を行う場合があります。

  • 旧暦1月1日(旧正月)は毎年1月下旬〜2月下旬頃にあたります。日本では現在、新暦1月1日が元日として国民の祝日ですが、沖縄・奄美地方や中国・韓国系コミュニティでは旧正月の祝いが今も盛んです。

  • 旧暦(太陰太陽暦)は月の満ち欠けをもとにした暦で、1872年まで日本の公式暦でした。和暦(元号暦)は天皇の代替わりを基準にした年号体系(令和・平成など)で、現在はグレゴリオ暦に元号を付したものです。令和8年は2026年(西暦)です。旧暦と和暦は別の概念です。

  • 旧暦は太陽年より約11日短いため、約2〜3年に1度「閏月」を挿入して13ヶ月の年を設け、ずれを解消します。例えば「閏5月」があれば、その年の5月は通常の5月と閏5月の2回あり、年間日数は383〜385日になります。このカレンダーでは閏月の初日に【閏】と表示します。

  • はい、閏月がある場合、その月以降の旧暦節日の新暦換算日が通常年より遅れます。例えば閏2月がある年は、旧暦3月以降の節日(端午の節句5/5など)が例年より20〜30日遅い新暦日付になります。

  • 二十四節気は太陽の黄道上の位置を基準にしたもので、旧暦の月とは独立しています。立春・春分・夏至・秋分・冬至など農業の指標として重要で、現代でも季節の目安として使われます。旧暦では閏月を挿入する際に「中気を含まない月を閏月とする」ルールがあり、二十四節気が閏月決定の基準になっています。